良くある質問
エアコン配管(冷媒用被覆銅管)FAQ[PC/NC/NH/SPH/FR]
エアコン配管(冷媒用被覆銅管)FAQ[PC/NC/NH/SPH/FR]
埋設(隠蔽)配管したいのですが、注意すべき点は?(一般住宅)
update:2008-06-10
一般住宅用エアコン(壁掛エアコン)の配管を埋設(隠蔽)にする場合、
以下のようなメリットデメリットがあります。
メリットとしては、
- 配管が露出せず、美観がいい。
- エアコンの設置場所の自由度が高い。
などが上げられます。
※貫通穴(エアコン配管取り出し用の穴)は露出配管の場合でも事前に設けることは可能です。
デメリットとしては、
- コストが高い。
イニシャルだけでなく、エアコンを取り替える時も「標準的な工事」よりかなり高くなる可能性があります。
- トラブルの発生確率が上がる。またトラブル時の対応が大変。
エアコン配管に問題がある場合は機器が動かないのですぐわかります(機器は引渡前に取り付けることをお奨めします)が、ドレン管(排水管)の漏水や結露水のトラブルは問題が表に出にくく、トラブルが表面化したときには重大な損傷を受けていることがあります。
また、獣害や虫害などを誘因する場合があります。
- 将来のエアコンに対応できない。
付加機能付きエアコン、冷媒の変更、電源の変更など。この場合は追加工事が必要になったり、埋設では対応できない場合があります。
※冷媒管とは異なり付加機能用の配管は規格が存在しません。また延長する長さに制限がある場合があります。
※部屋の広さによって必要とされるエアコン出力≒配管サイズは変わります。メーカーによって配管サイズが異なる場合がありますので注意が必要です。
などが上げられます。
※天カセエアコンなどの埋設(隠蔽)配管を行うことが前提のエアコンは排水処理などがきちんと考慮されています。
一般的に、埋設(隠蔽)部の配管は、通常の露出配管と比較して環境(温度・湿度・換気など)が悪いことが多く、結露に対し注意を払うことが必要です。
埋設(隠蔽)配管(ドレン管を含む)をおこなう場合は、
- 配管を交換することが可能な設計とする。
- 配管の確認(点検・清掃を含む)を定期的におこなう。
- 埋設(隠蔽)部の換気や除湿に配慮した設計・施工をおこなう。
- 配管は結露防止性能が高い製品(ネオコイルKHE など)を使用するか、配管に追加の断熱(保温)工事をおこなう。
- 埋設(隠蔽)部で、横引き配管がある場合は、ドレン管はドレンホースではなく、塩ビパイプに保温処理を施したもの(ネオドレンパイプ 保温材付 NDD など)を使用し、ドレン勾配をとる。
- 壁/内装の工事業者に対する、冷媒/ドレン配管の取り扱いに関する指導をおこなう。
- 照明器具の取り付け位置がエアコン配管に影響を与えないように注意し、配管から離すか別途断熱処理などを行う。
などに配慮することをお奨めします。
これによりコストはUPしますが、リスクはかなり低減できます。
また
これが
一番大事な点ですが
、工事にあたっては、
設備工事などの経験が豊富な工事店様にお願いするといいでしょう。
コストはかけられないが、リスクも取りたくないというのであれば、埋設(隠蔽)配管はあきらめて、配管化粧カバー(
スリムダクトなど)をご利用になることをお奨めします。
何れにしろ、利点と欠点、コストとリスクをきちんと確認の上、美観や利便をとるのかどうか、その場合はどの様な設計・施工にするのか、施主様ご自身にご判断いただく必要があります。
なぜハウスメーカーは勧め、機器メーカーは勧めないのか一考してみるのもいいでしょう。
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埋設と隠蔽の違い。
埋設=壁などに配管を埋め込む。原則として配管の交換不可。
隠蔽=天井など見えないところに配管する。配管の交換可。
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一般家庭用エアコンと天カセや天吊りタイプエアコンとの違い。
| 一般家庭用エアコン(壁かけエアコン) | = | 配管は露出が前提。 |
| 天カセエアコン・天吊りエアコン | = | 配管は隠蔽が前提。 |
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フレアナットを締めるには何を使えばいいですか?
update:2008-07-01
空調工事用(フレアナット用)のトルクレンチを使用し、規定の力で締めてください。
正しい締め付けをおこなわないと、フレア面を破損してガス漏れなどの原因となります。
トルクレンチの詳細につきましては、トルクレンチのメーカー(工具メーカー)様にご確認ください。
| フレアナットの標準締め付けトルク(2008-07-01現在) |
| 呼び | 1/4 | 3/8 | 1/2 | 5/8 | 3/4 |
| トルク(Nm) | 16±2 | 38±4 | 55±6 | 75±7 | 110±10 |
保温材と断熱材はどう違うのですか?
update:2002-09-10
基本的には同じです。
同じ素材を使用目的によって呼称をかえているだけです。
断熱とは「熱を遮断する」と言う意味ですが、保温は「温度を保つ」の意味です。
保温は、冷蔵庫や電子ジャーのように、熱を加えたり、熱を取り出したりして温度を一定に保てばいいのですが、断熱は熱伝導そのものが許されません。
しかし、100%の保温、100%の断熱効果を得るには、熱の伝導を媒体する物質を無くすしかない、つまり真空にするしかないのですが現在の所これは不可能です。
(参:厳密には宇宙空間も真空とは言えません。)
したがって、一般には有る一定の条件の断熱・保温効果を得られる物を「断熱材」「保温材」として呼称し、温度を一定に保つ為(保温)や熱が伝わるのを防ぐ為(断熱)に使用しています。
故に同一の物が使う目的に応じて「断熱材」と呼ばれたり「保温材」と呼ばれたりしているのです。
結露防止性能のデータはありませんか?
製品重量の資料はありませんか?
給湯用にも使えますか?
update:2002-09-10
基本的には使用できますが、注意が必要です。
ご使用にあたっては、自己責任でお願いします。
空調用被覆銅管は、保温特性に関しては一般的な給湯用被覆銅管よりも優れていますが、給湯用銅管と空調用銅管の銅管肉厚の規格が異なる為、規格に適合しない場合やオーバースペックとなる場合があります。
又、保温材の構造が異なる為、給湯用被覆銅管と比べて保温材の硬度は低くなります。
実際に使用する際には施工環境を考慮した上でご使用ください。
国土交通省仕様の合致製品はどれですか?
update:2003-02-10
被覆銅管の内、ネオコイル、ネオコイルKHE、ネオパイプ、ネオパイプKHEの半数程度が合致します。
細目によって合致であったり合致しなかったりしますので、詳細は各製品のカタログやウェブページをご確認ください。
各製品のページで、グループ全部が合致品の場合はタイトル部に、一部合致や一部非合致品の場合は、製品一覧の表の中に国土交通省仕様合致品との表示があります。
合致していても、液管のみの場合もございますのでご注意ください。
耐熱温度はどのような基準に基づいて定められていますか?
update:2002-01-25
ポリエチレンフォームの規格(JIS A 9511 PE-C-P2)の
「厚さ収縮率7%以下」という項目に基づきます。
試験方法の概要・・・
外気温23℃にて、銅管に供試体(保温材)をかぶせ、銅管に120℃のオイルを連続し
て通して
168時間経過させる。その後供試体(保温材)を取り外し、24時間屋内放置する。
放置後の厚さ変化率(厚さ収縮率)を測定する。
このとき厚さ収縮率7%以下の場合は耐熱温度120℃になります。
同様に150℃のオイルを通し、厚さ収縮率7%以下の場合は耐熱150℃になります。
エアコンを入れ替えるのですが、前の配管は使えますか?
update:2009-09-10
原則として既設配管の再使用は不可です。
冷媒ガスがR22時代は配管の再利用も比較的容易に行えましたが、R407やR410に変わってからは配管内の残留オイルなどに対する厳しい管理が必要となり、再利用は難しくなっています。
尚、銅管は使えても保温材が損傷しているケース(肉やせ、獣害、紫外線劣化)や、施工状況によっては銅管に負荷がかかっているケースも考えられます。再利用する場合は、専門家による事前の検査をお奨めします。
また、古い配管(〜2006年頃まで)を再利用する場合は、軟質銅管の6分(19.05)などは肉厚不足の可能性がありますのでご注意ください。
※旧規格:t=1.0 現行規格:t=1.2 (なまし管の場合。現行規格値は2009/09現在のもの。)
銅管の肉厚は何の規格で定められているのですか?
update:2002-09-20
高圧ガス保安法令 冷凍保安規則関係基準 23.6.4に基づきます。
数式が掲載されていますが、実際に計算するのは大変ですから、JIS B8607 付属書1「一般冷媒配管用銅管の種類・寸法」を参照するといいでしょう。 この付属書では直径3.17〜79.38mmまでの規格があり、最高使用圧力も規定されています。
銅管の肉厚はいつごろ変わりましたか?
update:2009-09-10
銅管肉厚は、製品によっては数度変更となっています。以下に事例を示します。
| 項目 | 銅管径 | 銅管肉厚 | 時期 |
NC-620 (軟質銅管:O) | 19.05 | 1.00 | 〜2003年 |
| 1.05 | 2003年〜2005年 |
| 1.20 | 2004年〜 |
NH-1240 (硬質銅管:1/2H) | 38.10 | 1.40 | 〜1996年 |
| 1.30 | 1997年 |
| 1.15 | 1998年〜2005年 |
| 1.35 | 2003年〜 |
| ※ | 因幡電工総合カタログ(1995年〜2009年)の記載内容にもとづく。
市場のタイムラグは考慮していない。 |
| ※ | 重複している年があるが、これは異なる肉厚の製品が平行掲載されていたことによる。 |
縦引き時の支持(保持)はどのようにすればいいですか?
update:2006-04-03
当社製品 "
縦引き配管固定金具「パイプロック TK」" などを使用する。
トラップ(曲がり)を設け、支持や銅管の伸縮に対処する。
被覆材(保温材)は長期の使用によって肉やせします。つまり被覆材の上から支持具で止めた場合、銅管は固定されません。被覆銅管に限りませんが、縦引き時に被覆材の上から支持(保持)した場合は、配管のブレを防ぐ効果しか無いと考えた方が無難です。
短距離であれば上下の曲がりなどで荷重を受けられる為、大きな問題とはなりませんが、長距離の縦引き時の支持(保持)については被覆を剥いて銅管を直接保持するか、一旦トラップや曲がりを入れてその部分で支持してください。
何れにしろ、配管は温度変化によって伸縮が発生します。従って長距離の縦引きは不具合が発生する可能性が高く、トラップ及び曲がりを途中に入れることによって冗長性を確保する事は必須事項と考えます。
直管(ネオパイプ)はベンダー曲げできますか?
update:2003-05-30
直管(ネオパイプ)のベンダー曲げは推奨しておりません。
当社の直管は「JIS H3300 C1220T」に規定された1/2HまたはHの銅管を使用しております。
元来、1/2H管及びH管のJIS規格は、曲げ加工を行うことを前提として作られていません。 と言うより「硬管」つまり容易に曲がらない管として作られており、 機械的性質が曲げること前提としている「なまし管」とは異なります。
しかし、ベンダーメーカーによっては「JIS H3300 C1220T」に規定された1/2H銅管対応ベンダーを用意しているケースもあります。
これら1/2H銅管対応ベンダーを利用して当社銅管をベンディングする場合はユーザーサイドの自己責任もしくはベンダーメーカーの責任において行ってください。
※加工後に曲げ部分の肉厚や硬度が規格の範囲に収まっているかどうかをご確認ください。
特に、R410に使用する目的でベンダー曲げをされる場合は、曲げ半径4Do(管外径の4倍[Doは管の外径])以上のベンダーを使用してください
*1。4Do未満のベンダーを使用した場合は冷凍保安規則関係例示基準による肉厚規定を満足できなくなります。
*1:詳細は
ネオパイプのページを参照。
フレア配管セットの型番にある、V2、V3、V4の違いは何ですか?
update:2003-02-10
付属されているFケーブルが異なります。
V2タイプ:2.0mm×2芯ケーブルが1本付属。
V3タイプ:2.0mm×3芯ケーブルが1本付属。
V4タイプ:2.0mm×2芯ケーブルが2本付属。
高難燃と不燃はどう違うのですか?
update:2001-10-30
不燃とは「全く燃えない」と言う意味ですが、難燃とは「燃えにくい」と言う意味になります。
参考:建築基準法の定義
設備配管とは直接的な関係はありませんが、建築物や内装材で用いられる不燃材料についての記述が、建築基準法第2条第9号に、準不燃材料や難燃材料については建築基準施行令第1条第5号、第6号に定義があります。
| 項目 | 解説 |
| 不燃材料 |
コンクリート、煉瓦、瓦、石綿スレート、鉄鋼、アルミニューム、ガラス、モルタル、漆喰、その他これに類する建築材料で法令で定める不燃性を有するもの。 |
| 準不燃材料 |
木毛セメント板、石膏ボードその他の建築材料で不燃材に準ずる防火性能を有する物として建設大臣が指定するもの。 |
| 難燃材料 |
難燃合板、難燃繊維板、難燃プラスチック板その他の建築材料で難燃性を有する物として建設大臣が指定するもの。 |