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よくあるご質問(FAQ)

一般事項について

Q製品の安全データシート(SDS)がほしいのですが?
A 通常の製品購入ルートでお問い合わせ下さい。
製品購入ルートがわからない場合は、お手数ですが最寄の弊社営業所へお問い合わせください。
QRoHS(ローズ)指令に関する資料はありますか?
A RoHS指令は、家庭で使用される電子・電気機器製品・医療用機器製品などに含まれる、有害物質の使用を規制することを目的としています。当社電工製品は、RoHSの対象製品とはなっておりません。
Q製品カタログがほしいのですが?
A 当Webサイトにデジタルカタログを掲載しておりますのでご利用下さい。
製本したカタログが必要な場合は、最寄の弊社営業所へお問い合わせください。
Qデシタルカタログをダウンロードしてオフラインで見られますか?
A 当ウェブサイト掲載、デジタルカタログはウェブサイト上からの閲覧のみが可能となっておりますので、オフラインで閲覧は出来ません。
必要なページをPDF化することは可能です。
Q販売店として製品の取り扱いをしたいのですが?
A お問い合わせフォームよりご依頼ください。
最寄の弊社営業所よりご連絡させていただきます。
Q製品のCADデータがほしいのですが?
A 主な製品につきましては当WEBサイトの製品ページにデータを掲載しております。ダウンロードしてご利用ください。
Qどこで買えますか?(購入・入手ルート)
A ●一般家庭用エアコン部材
当社から一般のお客様への直接販売はいたしておりません。
エアコンの据付部品として、一般の家電販売店・ホームセンター又はエアコンメーカーのサービス様でお取り扱いです。まずはお近くの電気店・ホームセンターなどにご確認ください。

それでもご不明の場合や緊急の場合は、お手数ですが最寄の弊社営業所へお問い合わせください。

●ビル設備用エアコン・その他設備用部材
お手数ですが最寄の弊社営業所へお問い合わせください。
Qグリーン購入法適合材とは何ですか?
A グリーン購入法は、環境物品等の調達の推進等に関する法律です。当社電工製品は、グリーン購入法の対象とはなっておりません。
Qフォースターマークとは何ですか?
A JISが定めたホルムアルデヒド放散量の基準を示します。対象は内装建材となり、当社の配管部材などは基本的に対象とはなっておりません。
Q耐熱温度と使用温度が異なる場合があるのはなぜですか?
A 使用温度
製品の性能を維持する上で、使用することができる周囲(環境/製品表面)の温度。
使用温度以外の温度条件が無い場合は、使用温度と耐熱温度は同列として扱います。
例)空調配管部材の多くは、使用温度が-20℃~60℃の仕様となります。詳細については、カタログや製品WEBサイトをご確認ください。

耐熱温度
試験規格などをクリアした製品温度。条件によっては原形をとどめない場合を含みます。
例)被覆銅管の耐熱温度120℃は、以下の試験をクリアした場合に表記します。
(試験1)被覆銅管の管内温度を120℃×連続168時間で実施。
(試験2)(試験1)のサンプルを標準状態で、24時間放置し、放置後の保温材厚の収縮率7%以下をクリア。
Qリンクを張りたいのですが?
A リンクは基本的に自由ですが、WEBサイトの情報、URLは、永続的な維持をお約束するものではありません。予告なしに変更する場合もあります。

冷媒用被覆銅管・継手及び保温材について

[PC/NC/NH/SPH/PME/FJ/PMQ]

Qファイヤーレスジョイントは、同じ外径の冷媒用被覆銅管であれば肉厚が違っても使用できるのでしょうか?
A 当社の被覆銅管については、外径が対応する製品であれば肉厚が違ってもすべて使用可能です。
また、他社の被覆銅管につきましても当社製品と同じ材質で当社のラインナップにある肉厚の製品につきましては使用可能です。
Qファイヤーレスジョイントの施工講習は必ず受講しなければならないのでしょうか?また、施工講習を受けるにはどうすればよいでしょうか?
A 受講は必須です。

ファイヤーレスジョイントにつきましては、施工ミスによる冷媒漏洩事故などを未然に防ぐことを目的として「施工受講制度」および「使用物件登録制度」を採用しています。

ご使用の際には、講習後に発行いたします修了証カードが必要となります。

講習のお申込みにつきましては、最寄りの当社営業所までお問い合わせください。
Q現在販売の被覆銅管はR32冷媒対応でしょうか?
AR32冷媒の設計圧力は、R410Aと同じ2種冷媒(最高使用圧力:4.3Mpa)です。
R410Aが使用できる配管であれば使用可能です。
詳細は各製品のカタログや仕様書、当WEBサイトをご確認ください。細目ごとに対応冷媒種別を記載しております。
Qエアコンを入れ替えるのですが、前の配管は使えますか?
A 原則として既設配管の再使用はおすすめできません。

1. エアコンの冷媒配管の中には、冷媒と同時エアコンオイルが循環しています。
エアコンオイルは、冷媒やエアコン機器に合わせて最適なものが使用されています。
エアコン機器交換の際に既設配管を再利用する場合、配管内の残留オイルなどに対する厳しい管理が必要となります。
配管洗浄の費用や機器トラブルを考慮すると、交換してしまった方が良かったと言う場合も少なくありません。
また、古い配管(?2006年頃まで)を再利用する場合は、軟質銅管の6分(19.05)などは肉厚不足の可能性がありますのでご注意ください。
※旧規格:t=1.0 現行規格:t=1.2

2. 「JCDA 0009:断熱材被覆銅管」規格では、冷媒用被覆銅管の被覆材は難燃性を有するものと規定されており、古い被覆銅管(2013年以前)は一部(例:当社 高断熱被覆銅管「FRシリーズ」 や 難燃被覆銅管「ネオパイプNHR」などの難燃被覆銅管※何れも販売終了)を除いて難燃性を有しません。
現在販売している、被覆銅管はすべて難燃性を有しているため安全にご使用できます。
また、保温材が損傷している場合(肉やせ、獣害、紫外線劣化)には、冷暖房効率の悪化や結露の発生の可能性があります。

参考リンク
一般社団法人 日本銅センター=「空調機更新時の冷媒用被覆銅管の取り扱い について(PDFファイル)」
Qペア管の外周寸法(結束する場合)を教えてください。
A ペア管を結束する場合に必要な、結束バンドの長さ(x)の目安
a=液管の保温材外径=OA
b=ガス管の保温材外径=OB

とした場合、
液管ガス管それぞれの円周の1/2と外径の1/2を加算して、液管の頂部からガス管の頂部までの距離(c)を足します。
c2=(a/2+b/2)2+(b?a)2
x=aπ+bπ+a/2+b/2+c
※c=√c2、π≒3.14

これによって結束具に必要な長さ(x)が求められます。
※少し短め。結束バンドが多少食い込むぐらいの長さになります。

結束バンドの余裕を見ておきたいときは
d2=(a/2)2+(b?a)2
x=aπ+bπ+a/2+b+d
と、してください。

関数電卓が無いなど、簡易にみる必要がある場合は
x=a×2+b×4
で概算が求められます。
Q昔の銅管の肉厚と現在の銅管の肉厚は同じですか?
A 銅管肉厚は、製品によっては数度変更となっています。以下に事例を示します。

項目 銅管径 銅管肉厚 時期
NC-620
(軟質銅管:O)
19.05 1.00 ?2003年
1.05 2003年?2005年
1.20 2004年?
NH-1240
(硬質銅管:1/2H)
38.10 1.40 ?1996年
1.30 1997年
1.15 1998年?2005年
1.35 2003年?

  • ※因幡電工総合カタログ(1995年?2009年)の記載内容にもとづく。
    市場のタイムラグは考慮していない。
  • ※重複している年があるが、これは異なる肉厚の製品が平行掲載されていたことによる。
Qフレアナットを締めるには何を使えばいいですか?
A 空調工事用(フレアナット用)のトルクレンチを使用し、規定の力で締めてください。

締め付けトルクについては、JIS B 8607(冷媒用フレア及びろう付け管継手)に規定されています。
正しい締め付けをおこなわないと、フレア面を破損してガス漏れなどの原因となります。
トルクレンチの詳細につきましては、トルクレンチのメーカー(工具メーカー)様にご確認ください。

フレアナットの標準締め付けトルク(2018-04-01現在)
呼び 1/4 3/8 1/2 5/8 3/4
トルク(N?m) 16±2 38±4 55±6 75±7 110±10
Q埋設(隠蔽)配管したいのですが、注意すべき点は?(一般住宅)
A 一般住宅用エアコン(壁掛エアコン)の配管を埋設(隠蔽)にする場合、
以下のようなメリットデメリットがあります。

メリットとしては、
  • ・配管が露出せず、美観がいい。
  • ・エアコンの設置場所の自由度が高い。
などが上げられます。

※貫通穴(エアコン配管取り出し用の穴)は露出配管の場合でも事前に設けることは可能です。

デメリットとしては、
  • ・コストが高い。
    イニシャルだけでなく、エアコンを取り替える時も「標準的な工事」よりかなり高くなる可能性があります。
    配管交換を行う場合は、内装ボードをはがして配管を行い、その後で壁紙の張り替えを行うことになりますので、エアコン取付業者様だけでなく内装工事業者様(ハウスメーカー様)にも、ご依頼いただく必要があります。
  • ・トラブルの発生確率が上がる。またトラブル時の対応が大変。
    エアコン配管に問題がある場合は機器が動かないのですぐわかります(機器は引渡前に取り付けることをお奨めします)が、ドレン管(排水管)の漏水*1や結露水のトラブルは問題が表に出にくく、トラブルが表面化したときには重大な損傷を受けていることがあります。
    また、獣害や虫害などを誘因する場合があります。
  • ・将来のエアコンに対応できない。
    付加機能付きエアコン、冷媒の変更、電源や信号線の変更など。この場合は追加工事が必要になったり、埋設では対応できない場合があります。
    ※冷媒管とは異なり付加機能用の配管は規格が存在しません。また延長する長さに制限がある場合があります。
    ※部屋の広さによって必要とされるエアコン出力≒配管サイズは変わります。メーカーによって配管サイズが異なる場合がありますので注意が必要です。
などが上げられます。

*1.天カセエアコンなどの埋設(隠蔽)配管を行うことが前提のエアコンは排水処理などがきちんと考慮されています。


一般的に、埋設(隠蔽)部の配管は、通常の露出配管と比較して環境(温度・湿度・換気など)が悪いことが多く、結露に対し注意を払うことが必要です。

埋設(隠蔽)配管(ドレン管を含む)をおこなう場合は、
  • ・配管を交換することが可能な設計とする。
  • ・配管の確認(点検・清掃を含む)を定期的におこなう。
  • ・埋設(隠蔽)部の換気や除湿に配慮した設計・施工をおこなう。
  • ・配管は結露防止性能が高い製品(ネオコイルKHE、ペアコイルKHEなど)を使用するか、配管に追加の断熱(保温)工事をおこなう。
  • ・埋設(隠蔽)部で、横引き配管がある場合は、ドレン管はドレンホースではなく、塩ビパイプに保温処理を施したもの(ネオドレンパイプ 保温材付 NDDなど)を使用し、ドレン勾配をとる。
  • ・壁/内装の工事業者に対する、冷媒/ドレン配管の取り扱いに関する指導をおこなう。
  • ・照明器具の取り付け位置がエアコン配管に影響を与えないように注意し、配管から離すか別途断熱処理などを行う。
などに配慮することをお奨めします。
これによりコストはUPしますが、リスクはかなり低減できます。

またこれが一番大事な点ですが、工事にあたっては、設備工事などの経験が豊富な工事店様にお願いするといいでしょう。

コストはかけられないが、リスクも取りたくないというのであれば、埋設(隠蔽)配管はあきらめて、配管化粧カバー(スリムダクトなど)をご利用になることをお奨めします。

何れにしろ、利点と欠点、コストとリスクをきちんと確認の上、美観や利便をとるのかどうか、その場合はどの様な設計・施工にするのか、施主様ご自身にご判断いただく必要があります。なぜハウスメーカーは勧め、機器メーカーは勧めないのか一考してみるのもいいでしょう。
*埋設と隠蔽の違い。
埋設=壁などに配管を埋め込む。配管の交換≒リフォーム。
隠蔽=天井など見えないところに配管する。配管の交換可。
*一般家庭用エアコンと天カセや天吊りタイプエアコンとの違い。
一般家庭用エアコン(壁かけエアコン)= 配管は露出が前提。
天カセエアコン・天吊りエアコン = 配管は隠蔽が前提。
Q縦引き時の支持・固定はどうすればいいですか?
A 当社製品“縦引き配管固定金具「パイプロック TK」”などを使用し銅管を直接固定することをお勧めいたします。

被覆材(保温材)は長期の使用によって肉やせします。被覆材の上から支持具で止めた場合、銅管は固定されません。

被覆銅管に限りませんが、縦引き時に被覆材の上から支持(保持)した場合は、配管のブレを防ぐ効果しか無いと考えた方が無難です。

「パイプロック TK」を使用し配管を中央付近で固定することで、最下階エルボ部分における配管自重による座屈の危険性を防止すると共に、銅管の熱伸縮による負荷を半減できます。

なお、縦引配管の立上がり部・立下り部について、エルボの損傷が考えられる場合は、銅管の熱伸縮を考慮して伸縮曲管(エキスパンションループ、エキスパンションオフセット)などを用いて施工してください。
Q断熱パイプカバーPMQは屋外で使えますか?
A ご使用できません。
直射日光にさらされる環境では、劣化の恐れがありますので、 当社スリムダクトなどの配管化粧カバーに納めるか、ラッキング処理などの紫外線遮断処理が必要です。
Q断熱パイプカバーPMQの表面フィルムは何のためについているのですか?
A 保温材の保護(施工時の引き回しなどによる保温材の損傷防止)や、テープの粘着力向上、 仕上がり時の美観向上を目的としています。
Q断熱パイプカバーPMQにテープ巻きは必要ないのですか?
A PMQで施さなくてもよいテープ巻きとは、仕上げのテープ巻きです。
仕上げのテープ巻とは、表面保護や美観の向上を目的とした、配管の全体を覆い隠すように巻かれる、テープ巻の事です。
PMQは表面フィルムがありますので、これら仕上げ用のテープ巻きは施さなくてもかまいません。

しかし、保温性能をきちんと確保する為に行われるテープ巻は、別途必要です。保温性能を確保する為のテープ巻事例は、PMQの施工例や、PMHの施工例を参照してください。

※屋外や直射日光が当たる環境では、別途保護が必要です。
Q断熱パイプカバーPMQのテープ巻きはどのようにすればいいですか?
A テープ巻事例は、製品カタログや当WEBサイトの製品ページのPMQの施工例を参照してください。
Q保温材はどのようなJIS規格に準じているのですか?
A 「JIS A 9511 発泡プラスチック保温材」に準じています。

「JIS A 9511 発泡プラスチック保温材」の詳細につきましては、日本工業標準調査会(http://www.jisc.go.jp/) のデータベース検索(トップページの中ほど)のJIS検索から 「JIS規格番号からJISを検索」のキーワードに"A9511"を入力して検索してください。
("a9511"などでは該当無しになりますので、必ず半角大文字を使ってください。)
Q「公共建築工事標準仕様書」(国土交通省仕様)の適合製品はどれですか?
A 被覆銅管の内、NC-KHE(ネオコイルKHE)、NH-KHE(ネオパイプKHE)、PC-KHE(ペアコイルKHE)及びNC(ネオコイル)、NH(ネオパイプ)の半数程度が適合します。

詳細は各製品のカタログ当ウェブサイトをご確認ください。

カタログには仕様を示す表の中に型番毎に表記しております。

適合していても、液管のみの場合も御座いますのでご注意ください。

表示対象外の製品事例

被覆銅管「ペアコイル PC」(保温材厚:10mm)
標準仕様書 = 保温材厚の規定無し。
監理指針 = 保温材厚の規定有り。(液管10mm×ガス管20mm)
Q銅管の肉厚は何の規格で定められているのですか?
A 高圧ガス保安法令 冷凍保安規則関係基準23.6.4に基づきます。
数式が掲載されており、必要な肉厚がもとめられます。
実際の被覆銅管の肉厚は、計算値を最低基準とし施工性を考慮した肉厚設定されています。
Q保温材と断熱材はどう違うのですか?
A基本的には同じものです。

同じ材質でも使う目的に応じて「断熱材」と呼ばれたり「保温材」と呼ばれたりします。
断熱とは「熱を遮断する」と言う意味ですが、保温は「温度を保つ」の意味です。
一般にはある一定の条件の断熱・保温効果を得られる物を「断熱材」「保温材」として呼称し、温度を一定に保つ為(保温)や熱が伝わるのを防ぐ為(断熱)に使用しています。
Q結露防止性能のデータはありませんか?
A 製品仕様書に掲載されておりますのでご確認ください。

結露特性グラフは、JIS A 9501 の防露設計計算式に準じて算出した理論値です。
この計算式は、銅管の熱抵抗をゼロと見なした理論式ですので、実測値と比較し、安全係数を必ず1以上見た数値となります。
Q製品重量の資料はありませんか?
A 製品仕様書に掲載されておりますのでご確認ください。
Q給湯用にも使えますか?
A 耐圧上は使用できますが、当社製品は冷凍空調用の冷媒配管として製造・販売しております。

給湯用として使用する場合は、当社保証の範囲外となります。

※給水・給湯用銅管としてDPCをご用意しております。
Q耐熱温度はどのような基準に基づいて定められていますか?
A ポリエチレンフォームの規格(JIS A 9511 PE-C-P2)の「厚さ収縮率7%以下」という項目に基づきます。

試験方法の概要・・・

外気温23℃にて、銅管に供試体(保温材)をかぶせ、銅管に120℃のオイルを連続して通して168時間経過させる。

その後供試体(保温材)を取り外し、24時間屋内放置する。放置後の厚さ変化率(厚さ収縮率)を測定する。
このとき厚さ収縮率7%以下の場合は耐熱温度120℃になります。
試験における当社被覆銅管の実測値は、長さ方向、厚さ方向とも2%です。
Q難燃と不燃はどう違うのですか?
A 不燃とは「全く燃えない」と言う意味ですが、難燃とは「燃えにくい」と言う意味になります。

参考:建築基準法の定義
設備配管とは直接的な関係はありませんが、建築物や内装材で用いられる不燃材料についての記述が、建築基準法第2条第9号に、準不燃材料や難燃材料については建築基準施行令第1条第5号、第6号に定義があります。

項目 解説
不燃材料 コンクリート、煉瓦、瓦、石綿スレート、鉄鋼、アルミニューム、ガラス、モルタル、漆喰、その他これに類する建築材料で法令で定める不燃性を有するもの。
準不燃材料 木毛セメント板、石膏ボードその他の建築材料で不燃材に準ずる防火性能を有する物として建設大臣が指定するもの。
難燃材料 難燃合板、難燃繊維板、難燃プラスチック板その他の建築材料で難燃性を有する物として建設大臣が指定するもの。

配管化粧カバー 一般用について

[SD/LD/MD]

QスリムダクトSD・LD・MDの違いは何ですか?
A スリムダクトSDは、主に屋外で使用して頂く配管化粧カバーです。
エアコン配管の外壁取出し部分から室外機付近までの配管にカバーをします。
サイズは4種類(66/77/100/140)、カラーは5色(アイボリー、グレー、ブラウン、黒、ホワイト)ございます。
パーツ種類も使用箇所に応じて多く取り揃えています。

スリムダクトLDは、SDのコンセプトを元にコストパフォーマンスに優れた配管化粧カバーです。
サイズは2種類(70/90)です。パーツ種類もSDよりも少なくなります。カラーバリエーションはSDと同じです。

スリムダクトMDは、上記2種と異なり、室内専用の配管化粧カバーです。
サイズは2種類(75/85)です。カラーバリエーションはネオホワイトのみです。
直管やパーツの形状・ラインナップが様々な室内環境に対応できる設計になっております。

各々に互換性は御座いません。
Qスリムダクトのサイズ・シリーズが異なるものは互換性がありますか?(接続可能ですか?)
A シリーズ間(SDシリーズ・LDシリーズ・MDシリーズ)の互換性は無いため接続できません。
同じシリーズの場合は異径ジョイント、異径アダプタを使用してサイズ変更が可能です。
Qフリーコーナー(SF・LDF)だけが劣化してしまいましたが、フリーコーナー部のみを取り替えることはできますか?
A フリーコーナーは半割れ構造になっていないため、フリーコーナーのみを取り替えることはできません。
Q色見本がほしいのですが
A 最寄の弊社営業所へお問い合わせください。
QスリムダクトMDは屋外で使用できますか?
A 使用できません。
屋外使用を前提として設計していないため、変形・変色などの可能性があります。
屋外用用途のスリムダクトSD/LDをご使用下さい。
Qどこで買えますか?(購入・入手ルート)
A ●一般家庭用エアコン部材
当社から一般のお客様への直接販売はいたしておりません。
エアコンの据付部品として、一般の家電販売店・ホームセンター又はエアコンメーカーのサービス様でお取り扱いです。まずはお近くの電気店・ホームセンターなどにご確認ください。

それでもご不明の場合や緊急の場合は、お手数ですが最寄の弊社営業所へお問い合わせください。

●ビル設備用エアコン・その他設備用部材
お手数ですが最寄の弊社営業所へお問い合わせください。
QスリムダクトSD/MD/LDは浮かし工法ができるのですか?
A スリムダクトSD/LD/MDは直付け専用として設計されており、構造や部品構成は浮かし工法に対応いたしておりません。
当社では、浮かし工法を採用している配管化粧カバーとして「スリムダクトPD」をご用意いたしております。浮かし工法にて施工なさる場合は、こちらの製品のご利用をお奨めいたします。
Qコーキング剤には何を使えばいいですか?
A 耐候性に優れたシリコン系のコーキング剤をご使用ください。
Q室内でダクトを使用するときはSDとMDのどちらが適していますか?
A MDの方が適しています。

室内でドレンホース(エアコン室内機で生じた水を屋外に排水するためのホース)を使うには、結露の防止を考慮して保温材付きドレンホースを使う必要があります。保温材付きドレンホースを使うには、一般ドレンホースを使う場合にくらべて3倍以上の容積を確保する必要があります。スリムダクトMDはスリムダクトSDにくらべ、保温材付きドレンホースの使用を前提に、施工性を考慮したゆとりのある設計になっています。

また、スリムダクトMDは、取り付けビスが目に付かないように配慮して設計され、インテリアとの親和性もたかまります。
Qスリムダクトに色を塗りたいのですが。
A 塗装せずに使用することを前提に設計しており、塗装については当社保証の範囲外となります。

塗装が必要な場合は、塗料や塗装方法を塗料メーカー様または塗装業者様とご相談いただけますようお願いします。
スリムダクトの材質につきましては、ダクト及び基本パーツはPVC(塩ビ)ですが、一部パーツはABSやPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)を使用しています。

製品カタログや当WEBサイトに掲載の製品仕様書をご確認ください。
Qスリムダクトを切断するときの目安。スリムダクト(直管)をカットするときスケールがついているといいのですが。
A スリムダクトシリーズの内、SD/LD/MD のビス取り付け穴(半抜き穴)のセンターは100mmピッチになっています。(両端は約50mm)
詳細は各製品の仕様図面などをご確認ください。
Q大口径換気ホースを使うエアコン(ダイキン「うるるとさらら」など)ではどのダクトを使うのがいいですか?
A 弊社としては施工性や曲がり、ドレン勾配などを考慮してSD-100かLD-90を使用して頂くことを推奨いたします。

配管化粧カバービル設備用 スリムダクトについて

[PD/RD]

Qスリムダクトの見積をお願いしたいのですが?
A 通常の購入ルートまたは最寄りの弊社営業所までお問い合わせください。

(弊社からは定価御見積のみ提出可能です)
QスリムダクトRDの収納配管系統数の計算方式をおしえてください。
A 当WEBサイト「デジタルカタログ」のページに「スリムダクトRD設計施工資料」(収納系統数目安表付属)がございますのでご参照ください。
また、当WEBサイト「資料」のページより「スリムダクトRDサイズ選定ソフト」がダウンロード可能です。ソフトを使用して収納配管系統数を確認することが可能です。
Q施工を因幡電工で行って頂けますか?
A できません。

申し訳ございませんが、弊社には施工・工事部門がございません。
この為、施工・工事に関しましては、弊社では請け負いかねます。

施工業者に関するご相談あるいはご紹介などは随時承っておりますので、お近くの弊社代理店もしくは最寄りの弊社営業所にご相談ください。
Q施工図面の作成を因幡電工で行って頂けますか?
A 施工図面ではありませんが、見積(積算)用の簡単なレイアウト図であれば作成いたしますので、弊社代理店又は最寄の弊社営業所までお申し付けください。
QスリムダクトRDのZAに塗装したい。塗装について推奨方法を知りたい。
A 塗装せずに使用することを前提に設計しており、塗装については当社保証の範囲外となります。
塗装が必要な場合は、塗料や塗装方法を塗料メーカー様または塗装業者様とご相談いただけますようお願いします。
スリムダクトRDの材質につきましては、「高耐食性溶融亜鉛メッキ鋼板(JISG3323適合)」を使用しています。
Q架台の設置ピッチはどれぐらい取ればいいですか?
A ジョイントレス接続での架台の最大設置ピッチは1980㎜ですが、配管重量、配管経路等によってこれより短くなります。
詳細は当WEBサイトデジタルカタログに掲載の「スリムダクトRD設計施工資料」(3.4 架台)の項をご確認ください。
Q上に人が乗れますか?通路の代わりになりますか?
A スリムダクトRD標準タイプは、人が乗ることはできません。
標準タイプは、人が乗ることを想定した設計になっておりません。

人が乗ることを想定した製品として、スリムダクトRD歩路用があります。
ただしメンテナンス時の歩路として一時的に使用することを目的としたものであり、通常の通路として使用することはできません。
Q標準タイプのRDダクトを、歩路用タイプに変更したい。フタを変えるだけでよいでしょうか?
A 歩路用タイプは標準タイプと比べ、親桁の仕様は同じですが強度を上げるため補強板の仕様等に違いがあります。
フタを変えるだけでは、歩路用として使用できません。
弊社代理店又は最寄りの弊社営業所までご相談ください。
Qキャットウォーク KW-1 はボルト止めできますか?
A キャットウォーク KW-1には床固定用のボルト穴がありませんので、そのままではボルト止めすることはできません。
どうしてもボルト止めを行う場合は、お客様の方で、ボルト穴を設けたり、固定用の金属バンドなどをご用意いただくことになります。
Q塩害地で使いたいのですが、どのタイプ使えばいいですか?
A 高耐食鋼板をお奨めします。

高耐食鋼板(ZA)タイプはJIS H8641溶融亜鉛めっき処理(HDZ55)と同等以上の防蝕性能を有しています。又、鋼板タイプは、表面の耐薬品性に優れる塗装皮膜及び亜鉛の犠牲防食作用により、塩害仕様の機器ユニットと同等の耐塩害性能を持っております。

ステンレスタイプは、ステンレス生地が露出している事から、大気中の塩素イオンにより局部的な腐食が発生する恐れがあります。
Q壁面浮かし施工する場合は、どの架台を使えばいいですか?
A 門(RZM)、足(RZB)ともにSタイプをご使用ください。
150タイプの場合は300タイプのSもしくは壁面用の取り付け架台(RZW)をご使用ください。

RDダクトを壁面浮かし施工する場合、MSタイプ以上の高さが有る架台を使用しますと、重心位置が壁面から離れ、架台の取り付け強度に問題が生じることがあります。
必ず、Sタイプもしくは壁面用の取り付け架台をご利用ください。

詳細は当WEBサイトデジタルカタログ掲載の「スリムダクトRD設計施工資料」(2.3 設置方法・壁面)の項をご確認ください。
Q縦引き時などの、配管の支持はどのようにすればいいですか?
A 市販の配管支持金具を利用する方法などがあります。RDダクトの子桁はC型チャンネルに類似した構造となっておりますので、ここに市販の支持金具などを取り付けることが可能です。

但し、長い距離を縦引きする場合は銅管を直接保持したり、トラップや曲がりで区切って支持するなどの処理を行ってください。
Q止水プレート(又は止水スリーブ)は必要ですか?
A 原則的には必要です。

止水プレート(又は止水スリーブ)は、建物内部への雨水進入防止処理(止水処理)の一環として用意しております。お客様の方でチャンバーボックスなど自作して、別途止水処理を行う場合はこの限りではありません。
Q止水プレートを取り付ければ止水は万全ですか?
A 取扱説明書通りの施工を施していただければ、通常の雨水は止水できます。
但し、災害時における止水までを保証するものではありません。

尚、止水プレートは「JIS C 0920」準拠の止水性試験を実施し、水の進入が無かった事を確認しております。

  • ・「JIS C 0920」止水性試験
    約3mの距離から、あらゆる方向に内径12.5mmのノズルで、水圧約100kPa(水頭が約8mになる圧力に相当)にて、試験機材の外郭表面1m^2当たり1分間に約100リットルの水量を3分間放水。
Q底板は必要ですか?
A 通常では必要ありません。

スリムダクトRDは、通常施工の場合は底部を閉塞せず、配管などの取り出しに利用する構造になっています。

しかしながら、次の状態の場合には必ずご使用ください。

壁面浮かし施工やその他雨水の多量進入が想定される場合。
天つり逆さ施工などのダクトの底が上になる形の施工やその他多量のホコリなどの進入が想定される場合。
  • ・多雪地域におけるダクト内への雪の進入が想定できる場合。
  • ・鳥、鼠など、ダクト内への小動物進入が想定される場合。
  • ・その他、底板を使用した方が有益であると想定される場合。
Q底板を使えば雨水は入ってきませんか?
A底板を使用しても雨水は進入してきます。

RDダクトは、防水構造ではありませんので、底板を使用しても防水の効果はありません。
Q底板を使っているときはどのようにして配管を取り出すのですか?
Aホルソーなどを用いて、底板に配管取り出し用の穴を設けて、配管を取り出してください。
その際、切断部は必ず防錆処理(ジンクリッチ(Zn-Al)系の塗料による補修)を施してください。
Q固定ジョイントとフリージョイントはどう違うのですか?
A取付方法と強度が異なります。
固定ジョイントの方がよりしっかりと接続できます。

基本的にフリージョイントは、切断加工などを施した場合(固定ジョイントが使えない場合)のみにご使用ください。
Q固定ジョイントの代わりにフリージョイントを使えますか?
A平地置き状態であれば可能です。

但し、取付強度が低下する事からあまりお奨めはできません。
特に、フリージョイントでの接続が連続するような状態での利用や、コーナーパーツの接続での利用は極力避けてください。
QRDダクトを切断したいのですが、どのようにすればいいですか?
A高速カッターないし、サンダーなどをご利用ください。

450タイプ以上のサイズを使用する場合は、サンダーの方をお奨めします。

尚、切断面は腐食防止の為、必ずバリなどをヤスリなどを使用して取り除き切断面を平滑に処理した後、防錆処理(ジンクリッチ(Zn-Al)系の塗料による補修)を施してください。
Q立面コーナー90度(RC-150)にはなぜ別にフタが付いているのですか?
A立面90度コーナー(RC-150)は、立ち上がりと立ち下がり兼用になっています。
立ち上がりの場合と立ち下がりの場合では、フタと底の位置関係が逆転しますので、どちらの場合にも使用できるように、2種類のフタと底板が入っています。
(一方のフタと底板は製品に組み込み済み状態で出荷。)

防火区画貫通部材について

Q国土交通大臣認定書・消防設備安全センター評定書をダウンロードしたい。認定・評定書に記載の条件を知りたい。
A 当Webサイト「資料ダウンロードの防災耐火製品一覧」タブ内の型番別及び認定・評定番号別の表より選択してダウンロード・閲覧することができます。
Q占積率の計算方法を知りたい。
A 占積率(%)=貫通する配管・ケーブルの総断面積÷開口穴面積×100にて算出します。

→この数値が認定・評定の定める条件に適合していなければ使用はできません。
Q冷媒管の防火区画貫通部措置工法で防火壁がアスロック60mmです。推奨品はありますか?
A 耐火キャップNXが使用可能です。(認定番号:PS060WL-0842)
認定上の壁の種類としては、中空壁の扱いとなります。
詳細は、当WEBサイト掲載の認定書をご確認ください。
QIRM-P(マンション用耐火パテ)を保管した場合に使用(施工)期限はあるでしょうか。
A 使用(施工)期限は設けておりません。
IRM‐Pは不乾性のパテのため、配管貫通予定部に保管後、配管時に使用することが可能です。
QIRSP/IRLP(耐火遮音カバー)後巻きタイプを塩ビ管以外に使用したいが問題ないでしょうか?
A 遮音目的のみで使用するのであれば問題ありません。
防火区画貫通部材としては使用できません。
QKF-P/IPF(硬化型不燃タイプパテ)の耐熱温度を知りたい。また、耐火レンガの代替品として使用できますか?
A 通常の使用環境を想定しているため、耐熱温度はありません。あくまでも防火材としてモルタルと同等の使い方ができると認められた材料です。
また、耐火レンガのように常に高温にさらされる環境で使うものではありません。
QIRSP/IRLP(耐火遮音カバー)の耐熱温度を知りたい。
A IRSP/IRLPは排水用であり、耐熱温度はありません。常時お湯が流れるようであればご使用できません。あくまで、排水用途としてご使用ください。
Q防火区画貫通部材の耐熱温度を知りたい。
A 通常の使用環境を想定しているため、耐熱温度はありません。
使用できない例:ボイラー室や蒸気にさらされる環境など

ドレン管について

[ドレンホース/ドレンパイプ/逆止弁/ドレンライン]

QおとめちゃんDHBを取付ける位置に条件はありますか?
A DHBの上側に水がたまる高さが必要ですので、室内機の高さより1m以上低い位置に縦向きに取付ください。
QおとめちゃんDHBは化粧カバーの中にとりつけてよいでしょうか?
A おとめちゃんDHBは、定期的な点検・清掃が必要です。
配管化粧カバーを使用する場合は、DHB内部の状況が確認できるように化粧カバーで覆い隠さないでください。
施工事例は、当WEBサイト掲載の製品仕様書をご確認ください。
QおとめちゃんDHBは屋内で使用できますか?
A 屋内用ではありません。屋外専用となります。
ドレンホースとの接続部分は差込式になっており、接着されておりません。
何らかの原因でドレン配管がつまった場合、接続部から水がもれる恐れがあります。必ず屋外部で、垂直方向に取り付けてください。
Qネオドレンパイプを圧力管(給水管)として使用することはできますか?
A 当社製品は冷凍空調用のドレン排水管として製造・販売しております。
圧力管(給水管)として使用する場合は、当社保証の範囲外となります。
Qどこで買えますか?(購入・入手ルート)
A ●一般家庭用エアコン部材
当社から一般のお客様への直接販売はいたしておりません。
エアコンの据付部品として、一般の家電販売店・ホームセンター又はエアコンメーカーのサービス様でお取り扱いです。まずはお近くの電気店・ホームセンターなどにご確認ください。

それでもご不明の場合や緊急の場合は、お手数ですが最寄の弊社営業所へお問い合わせください。

●ビル設備用エアコン・その他設備用部材
お手数ですが最寄の弊社営業所へお問い合わせください。
Qドレン排水用レールDL(ドレンライン)の推奨接着剤を知りたい。
A シリコン変性ポリマー系弾性接着剤などとなります。
Qドレンホースを床面で引き回した場合、跳ね上がったり、曲がったりするのですが対応策はありませんか?
A ドレンライン DLをお勧めいたします。
ドレンライン用ホルダー DL-H と組み合わせて使用することで、壁面部分から排水口までスムーズにドレン水を流せます。
Qネオドレンパイプの規格は?ネオドレンパイプはVP管なのですか?
A 呼び径20A?50Aは、色以外は「JIS K6741(硬質塩化ビニル管)」に準じていますのでVP管(相当)と言えます。ただし、あくまでもエアコンのドレン(排水)用として製造されている製品です。
その他の製品に関する規格適応状態は下記の表をご参照ください。(2010-11-25現在)

ネオドレンパイプが
準拠する規格一覧
サイズ(呼び径) 直管規格 継手規格
14 VE規格:JIS C8430 に準じる VP規格:JIS K6743 に準じる
16
20 VP規格:JIS K6741 VP規格:JIS K6743 に準じる
25
30
40
50
注)表中の"準じる"とは"寸法公差のみ準じる"を示します。

※参考:主な塩ビ管と規格

記号 主な用途 名称 規格
VP 給排水 硬質ポリ塩化ビニル管 JIS K 6741
VU 排水 硬質ポリ塩化ビニル管 JIS K 6741
HIVP 給水 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管 JIS K 6742
HTVP 給湯 耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管 JIS K 4776
TS継手 給水 水道用硬質ポリ塩化ビニル継手 JIS K 6743
Qドレンホース(当社型番DH)は屋外(耐候性)仕様なのですか?
A いいえ違います。
通常のドレンホース(当社型番DH)は、屋外用のドレンホースですが、耐候性品ではありません。
配管の際には、配管化粧カバーに収納するなどの、耐候性措置が必要です。

屋外露出(耐候性措置を施さない)施工を行う場合は、耐候性ドレンホースDHQのご使用をお奨めします。
Qドレンホース(弊社型番:DH/DHQ)の口元寸法は同じなのですか?
A同じです。
ドレンホース(DH-14)および耐候性ドレンホース(DHQ-14/16)の口元寸法は種別およびサイズに関わらず同じです。
※内径や蛇腹部の寸法は異なります。

従って、緊急避難的に異なる種類?異なるサイズのドレンホースを接続することは可能です。
QドレンホースをVP管(塩ビ管)と接続するにはどうすればいいですか?
A ドレンアダプター(屋外用接続パーツ:NDH-1416S)をご使用ください。
このパーツを使えば、VP管や当社ネオドレンパイプ(ND)などの継手と当社ドレンホース(DH/DHQ)*1を接続することができます。(直管には直接接続できませんのでご注意ください。)
尚、接着には塩ビパイプ用接着剤をご利用ください。

屋内配管には断熱ドレンホース DSHをご使用ください。専用のVP管接続用パーツをご用意しています。

*1 因幡電工製のドレンホース DH/DHQシリーズ以外の嵌合検証はおこなっておりませんので、DH/DHQ以外のドレンホースは保証範囲外とさせていただいています。
一部のドレンホースは山ピッチや外径がDH/DHQの規格と著しく異なるものがありますのでご注意ください。
Qエアコンからポコポコと言う異音(空気が逆流する音)が聞こえます。エアコンから異臭がします。エアコンから虫が侵入してきます。高気密マンションなどで、エアコンを設置する場合の注意事項は?
A ドレン排水用の逆流防止弁(逆止弁)を使用することをお奨めします。
エアコンに接続されているドレン管は、排水の必要上、フタをされていない状態です。従って、外気や虫などが、この管を伝わって侵入してくる場合があります。
例えば、高気密マンションなどで、換気扇などを使用すると、屋内と屋外の気圧差が高まり、 これらの事象が発生する確率が高くなります。

異音は、外気がドレン管を通して室内に入り込む際に、 屋外に出ようとしている排水と屋内に入ろうとしている空気がぶつかって生じる音(ポコポコ音)と、 空気が通ることによって発生する音 (笛のようなヒューヒュー音や、洞窟のようなボーボー音など)があります。
異臭は、外気(排気ガスなど)がドレン管を通して屋内に入ったり、 エアコンやドレン管が汚れていることによって発生している場合があります。

何れの場合も、逆止弁を使用して虫や空気の進入を防止あるいは減少させることによって、 解消できる場合があります。
当社では、逆止弁としてドレンホース用の「おとめちゃん DHB」とVP管用の「逆止弁 NDB」の他「防虫ドレンキャップ DC」をラインナップしています。

但し、逆止弁を使っても、エアコンの汚れはとれませんので、 定期的に清掃する事をお奨めします。その際は、逆止弁も点検、清掃してください。
Q埋設(隠蔽)配管に普通のドレンホースをつかってもいいですか?
A 一般のドレンホース(当社型番:DH、DHQ)は、屋外で使用することを前提に設計しており、埋設(隠蔽)配管については当社保証の範囲外となります。
隠蔽配管に普通のドレンホースを使うことは可能ですが、当社としては以下のような理由からお奨めしていません。
  • ・一般ドレンホースおよびそのアクセサリーは屋外での使用を前提として設計されています。
  • ・一般ドレンホースには保温処理がほどこされておりません。したがって結露が発生し、それによるトラブルが発生する可能性があります。
  • ・一般ドレンホースの接続は単なるはめ込みです。したがって施工状況や熱収縮などにより接続部が抜け落ちる可能性があります。
隠蔽でのドレン配管は、塩ビ管などを使用し十分な保温処理をすることをお奨めします。

隠蔽でのドレン配管は、室内配管以上の注意が必要です。隠蔽されているが故に、トラブルの発見が遅れ、重大な損害が生じる場合があります。余裕をもった保温設計と確実な接続方法を考慮して、配管材料を選択してください。

室内機側のドレンが塩ビ(接着可)のものやポリプロピレン(接着不可)のものなどがございますので、よくご確認いただき、室内機側のドレンの材質にあった施工をご検討ください。
また、できれば完全な隠蔽ではなく、配管の交換やメンテナンスがおこなえる構造にすることをお奨めます。

当社では、塩ビ製で接着施工もできるドレンホース「断熱ドレンホース DSH」や保温材付ドレンパイプ(塩ビ管)「ネオドレンパイプ NDD」、塩ビ管用保温材「PMQ」などをご用意いたしております。
Q断熱ドレンホースの耐熱温度は何度までですか?
A 断熱ドレンホースは、エアコンの排水用途に使用する製品です。
規格はありませんが、エアコンの排水温度を想定した設計をしております。
お湯を通すといった使用用途範囲外のご利用については当社保証の範囲外となります。
Q断熱ドレンホースのジョイント部で、結露は発生しませんか?
A 断熱ドレンホース(DSH)同士のジョイント接続(DSH-J使用時)であれば、正しく接続されていれば通常の環境下ではまず結露は発生しません。

断熱ドレンホースの継手部品は、断熱ドレンホースの保温材がジョイント内に入る込む構造になっているため結露防止効果があり、追加の結露防止処理を行わなくても良い構造になっています。

しかし、どうしても心配な場合や、塩ビ管などと接続する場合は、断熱粘着テープや市販の保温材などを使用して結露防止処理を行ってください。
Qネオドレンパイプと継手はどのようにして接続するのですか?
A 塩化ビニルパイプ用接着剤を利用して接着してください。

配管副部材

[スリーブ/キャップ/テープ/パテ/ナット]

Q製品の安全データシート(SDS)がほしいのですが?
A 通常の製品購入ルートでお問い合わせ下さい。
製品購入ルートがわからない場合は、お手数ですが最寄の弊社営業所へお問い合わせください。
Q断熱粘着テープの熱伝導率がはどれくらいですか?
A 断熱粘着テープ(当社型番:DHF/DHV)の熱伝導率は、JIS A 9511 に準じた試験方法で、熱伝導率(平均温度23℃) 0.043 W/(m・K) 以下となります。
Qエアコンキャップは、屋外側、屋内側どちらにつけてもよいですか?
A エアコンキャップは、屋外側、屋内側とも使用可能です。
エアコンキャップを取り付けて、配管化粧カバー施工する際はエアコンキャップを収納できるウォールコーナー(室外側:SWM、LDWM 室内側:MWMなど)をご使用下さい。
Qどこで買えますか?(購入・入手ルート)
A ●一般家庭用エアコン部材
当社から一般のお客様への直接販売はいたしておりません。
エアコンの据付部品として、一般の家電販売店・ホームセンター又はエアコンメーカーのサービス様でお取り扱いです。まずはお近くの電気店・ホームセンターなどにご確認ください。

それでもご不明の場合や緊急の場合は、お手数ですが最寄の弊社営業所へお問い合わせください。

●ビル設備用エアコン・その他設備用部材
お手数ですが最寄の弊社営業所へお問い合わせください。
QAP(エアコン用シールパテ)について、赤ちゃんが手で触って遊んでも大丈夫ですか?口に入れた場合、影響はありますか?
A 中性のため、触っても大丈夫です。ただし、遊具でも食品でもありませんので、小さなお子様が触ったりしないように、手の届く場所に保管しないでください。
万が一、口に入れた場合は、量に関わらず医師の診断を受けてください。
Qフォースターマークとは何ですか?
A JISが定めたホルムアルデヒド放散量の基準を示します。対象は内装建材となり、当社の配管部材などは基本的に対象とはなっておりません。
Q狭いところにテープを巻くにはどうすればいいですか?
A 棒(割りばし)などにテープを巻き付けて狭いところ用のテープを自作します。
または、使い古した小さくなったテープの芯を抜き、平らに押しつぶしてすき間を通り易くします。
QエアコンキャップACの適合パイプの表記でVP、SUと有りますが、何の事ですか?
A VP及びSUの意味は以下の通りです。
  • ・VP管:日本工業規格(一般管)塩化ビニル管
  • ・SU管:内径基準薄肉塩化ビニル管(排水管)
エアコンキャップは管の内径に適合しています。従って、VP管の代わりにVU管などの内径の異なる管は使用できません。ご注意ください。
QエアコンキャップACの適合表でVP-65と記載されていますが、外径が同じVU-65は使用できますか?
A 使用できません。
エアコンキャップは管の内径に適合しています。従って、VP管の代わりにVU管などの内径の異なる管は使用できません。
Q粘着テープ、非粘着テープの耐候性について教えてください。
A 弊社が取り扱っている粘着テープ及び非粘着テープの耐候性は、基本的に太陽光に長期に渡って耐えうるものではありません。
素材自体は耐候性のある素材である塩ビを使用していますが、柔らかく薄い製品ですのでテープの損傷具合を見て、テープを巻き直しするなどメンテナンスを行ってください。
耐候性を高めた高耐候性テープ(当社型番:UVT)を使用することでメンテナンスの頻度を下げることができます。
被覆銅管に長期的な耐候性が必要な施工には、弊社スリムダクトシリーズなどをご利用ください。
Q粘着テープ、非粘着テープに複数のアイボリーがありますが違いがあるのですか
A 弊社製品(因幡電工ブランド)のテープのアイボリーの違いについては以下のとおりです。
尚、他社製品(例:ビニルテープ[型番VT])のアイボリーとも色調は異なります。

色調 近似対象製品(比較的表現)
アイボリー スリムダクトSD近似色(比較的黄色味が強いアイボリー)
NEWアイボリー PC、NCなどの被覆銅管の断熱材近似色
(比較的白色味が強いアイボリー)
Qフレアナットを締めるには何を使えばいいですか?
A 空調工事用(フレアナット用)のトルクレンチを使用し、規定の力で締めてください。
締め付けトルクについては、JIS B 8607(冷媒用フレア及びろう付け管継手) に規定さています。
正しい締め付けをおこなわないと、フレア面を破損してガス漏れなどの原因となります。
トルクレンチの詳細につきましては、トルクレンチのメーカー(工具メーカー)様にご確認ください。

機器据付台・防振パット

[PR/LC/GP/GPC/GPS]

Qエアコン架台プラロックは切断して使用できますか?
A 必要な長さに切断して使用することが可能です。
Q防振パット GPで洗濯機のかさ上げや防振対策はできますか?
A 防振パットGPは、エアコン室外機の防振(振動の伝達防止)、防音(雑音の吸収)、緩衝(衝撃の緩和、吸収)のための製品です。
かさあげには使用できません。
また、当社製品はエアコン室外機用途として製造・販売しております。それ以外の用途として使用する場合は、当社保証の範囲外となります。
Q防振パットにJISなどの規格はありますか?
A 防振パットにはJISなどの規格はありません。
Q防振パットの交換時期を教えてください。
A 基本的には室外機の交換時に取り替えを推奨いたします。
但し、防振パットそのものは、消耗品ですので環境によって取り替え時期は異なります。

年1回程度、ひび割れ等状況をご確認いただきますようお願いいたします。

支持具・保持具・結束具

[クロスロック/パイプロック]

Qエアコン室内機用の振れ止め金具に規格はありますか?
A 規格はありませんが、業界で一般的に参考とされている図書として日本建築センター発行の「建築設備耐震設計・施工指針2014年版」があります。
そのなかで、軽量機器の振れ止めについて記載があり、当社製品のクロスロックボルト固定式 FL-Vが合致しています。
QパイプロックTKは縦引き配管が何m以上の場合取り付ける必要がありますか?
A 法規関係において規定はありません。また、国土交通省発行の「公共建築工事標準仕様書」においても、中央付近1ヶ所を固定することが規定されていますが配管長さの基準について記載はありません。

※「公共建築工事標準仕様書」の解説書である「機械設備工事管理指針」においても記載はありません。
Qパイプロックは2箇所とりつけても問題ないですか?
A パイプロックは取り付けた箇所を中心に、銅管の伸縮を上下方向に分ける製品です。
2箇所取り付けた場合、その中間点に伸縮が集中するため座屈の原因となります。
Q縦引き時の支持・固定はどうすればいいですか?
A 当社製品“縦引き配管固定金具「パイプロック TK」”などを使用し銅管を直接固定することをお勧めいたします。


被覆材(保温材)は長期の使用によって肉やせします。被覆材の上から支持具で止めた場合、銅管は固定されません。

被覆銅管に限りませんが、縦引き時に被覆材の上から支持(保持)した場合は、配管のブレを防ぐ効果しか無いと考えた方が無難です。

「パイプロック TK」 を使用し配管を中央付近で固定することで、最下階エルボ部分における配管自重による座屈の危険性を防止すると共に、銅管の熱伸縮による負荷を半減できます。


なお、縦引配管の立上がり部・立下り部について、エルボの損傷が考えられる場合は、銅管の熱伸縮を考慮して伸縮曲管(エキスパンションループ、エキスパンションオフセット)などを用いて施工してください。

給水システム

[リフォームダクト/ロングフレキ/らくプラグ]

Qツバ出し機TM-135の部品のみを購入することはできますか?
A 主要な部品を販売しておりますので、通常の製品購入ルートでお問い合わせ下さい。パーツによっては、組品での販売となります。
製品購入ルートがわからない場合は、お手数ですが最寄の弊社営業所へお問い合わせください。
Q水圧テスト用プラグNP-A(ネオプラグ樹脂管用)、RK(らくプラグRK)は空圧テストで使えますか?
A 使用できません。
NP-A(ネオプラグ樹脂管用)、RK(らくプラグ)は樹脂管の水圧テスト用プラグです。
一方、NP(ネオプラグ<パイプ取付型>)は建築用銅管の水圧・空圧用テストプラグとなります。
用途・目的に適したテストプラグを選定してください。
Qロングフレキ B-13/15 に他社の袋ナットが使えますか?
A 使用できません。

水漏れ事故などの原因になる危険があります。
弊社ロングフレキには必ず弊社の袋ナットパッキンセット(FN-13S、FN-15S)をご利用ください。
Q袋ナットFN-13S、15Sの耐熱温度を教えてください。
A 80℃です。
凍結しない環境下でご使用ください。
※耐熱パッキン(連続使用時 100℃)も別途用意いたしております。

オリジナル工具・その他について

Qソルディー、アッパーキャリーの修理はできますか?
A できません。
廃番後10年以上経過しているため、修理はできません。
Q因幡電工製の工具の修理をお願いしたいのですがどうしたらよいでしょうか?
A 通常の製品購入ルートでお問い合わせ下さい。
製品購入ルートがわからない場合は、お手数ですがお近くの弊社営業所へお問い合わせください。

※販売中止後相当年数経過したものについては、修理できない場合がございます。
Qサイジングツール(SGT)のMタイプとLタイプの違いを教えてください。
A 対象となる銅管が異なります。
JIS H 3300 の規定における建築用銅管は肉厚が異なるMタイプとLタイプの2種類が有ります。その肉厚の差に対応する為、サイジングツールにはMタイプとLタイプの2種類が存在します。ご使用の銅管のタイプに合わせて適切なサイジングツールをご利用ください。
※現在はMタイプのみを販売しています。