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イナバノート

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2023.11.10お役立ち情報

冷媒用被覆銅管の変色について理解しよう!(一般社団法人 日本銅センター「冷媒用被覆銅管施工マニュアル」より転載)|INABA note vol.13

冷媒用被覆銅管の腐食や割れをvol.12でご紹介しましたが、大気や水分に晒されることで変色することもあります。
発生現象を理解して、未然に予防する対策をしましょう。

1.銅管の変色(現象)

通常、銅管の表面は目に見えないごく薄い酸化被膜で覆われている。しかし、大気や水分に晒される中で、徐々に酸化被膜が厚くなり、褐色を呈し、さらに暗褐色~黒褐色へと色調が変化する。
特に直接風雨に晒される環境では、銅屋根のように緑青の生成に至ることがある。
銅管の変色(現象)-因幡電工(INABA DENKO)


2.使用可否判断

茶褐色、暗褐色で表面が滑らかな変色は腐食に至ることはない(※)。
ただし、緑青のように濃い変色などで表面に凸凹が見られる場合や剥離が認められる場合は、継手の気密性を損なう可能性があるため、継手との接合部の変色に対しスチールウールでの研磨を行う等、変色除去の処置が必要である。また剥離した酸化物が管内に混入した場合は、空調機の故障に繋がるので、特に注意を要する。
屋外の施工済配管においては、被覆から露出している銅管の外面に緑青が見られることがあるが、腐食に至ることはない(※)。
(※)有機酸など腐食媒体が無い環境の場合


3.緑青の人体有害性

1984年8月に厚生省(現厚生労働省)が 「緑青は無害に等しい物質」 と認定している。


4.変色の抑制

施工に使用する銅管は、高温・多湿を避け屋内で保管することで、緑青のような重度の変色を抑制することができる。
また、施工時に余った銅管は、包装袋に戻す等、湿度の影響に配慮し保管することが望ましい。


冷媒用被覆銅管の腐食・割れ・変色に関して、現象を理解して対策をすることで不具合を予防することができますので、ぜひご活用ください。


【冷媒用被覆銅管の変色について理解しよう!|INABA note vol.13】

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