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イナバノート

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2025.07.25製品PR

R-1グランプリ2025のネタ【家具の説明書】で使用された弊社製品のスーパーロックV型 「SRV」について聞く!

「R-1グランプリ2025」で披露されたネタ【家具の説明書】で使用された弊社製品のスーパーロックV型 「SRV」について、お使いいただいた経緯や日頃のネタ作成についてお伺いしたスペシャルインタビューをご紹介!

吉本興業所属 田津原理音(たづはら りおん)氏-因幡電工(INABA DENKO)

奈良県立桜井高等学校出身。在学中は硬式野球部に在籍。大阪NSCの35期生で、当初は高校時代の同級生とコンビを組み、さらに「紅しょうが」の熊元プロレスさんともトリオを結成。2015年からピン芸人として活動し、R-1グランプリ2023年王者となる。
趣味は写真撮影、写真鑑賞、古着屋巡り、DIY、ドライフラワー作りで、特技は写真撮影、ポスターデザイン、レタリング、イラスト、ペン回しなど、多岐にわたるご活躍をされている中、「R-1グランプリ2025」で披露されたネタ【家具の説明書】で使用された弊社製品のスーパーロックV型 「SRV」について、お使いいただいた経緯や日頃のネタ作成についてお伺いしたスペシャルインタビューをご紹介!


【R-1グランプリ2025 決勝ネタ】家具の説明書はこちら >
   ※田津原理音のデカピースチャンネル(YouTubeチャンネル)より
 


1. なぜスーパーロックV型「SRV」をR-1ネタに使ったのか?そしてどこで出会ったのか?

Q:なぜ「R-1グランプリ2025」のネタで、弊社製品のスーパーロックV型「SRV」を使おうと思われたのでしょうか?

【家具の説明書】ネタを作ろうってなった時に、一番最初のつかみで、色々なわからないパーツがバラバラバラバラって出てきたら面白いな!っていうノリで、近くのホームセンターにネタパーツを探しに行ったのがきっかけでした。

エアコンコーナーのパーツを見ていると、自分の目がキラキラし出しているのがわかって「これは面白い!」ってなりました。そして「ネタにするなら面白い形がいいな!」って思いながら見ていたら、とても面白い形のパーツがあって、「何に使うねん、これ?これがネタに入ったら面白いな!」と思ったのがスーパーロックV型「SRV」との出会いでした。
スーパーロックV型「SRV」を使おうと思われたきっかけ-因幡電工(INABADENKO)
手あたり次第パーツをかき集めてレジに行ってビックリしたんですけど、名前も知らない、見たこともないパーツで、15,000円も支払っていました。しかもまだ「ネタができるか分からんのに・・・」って思いながら購入したので、家に帰ったらすぐにパーツを並べて絵を描いていきました。その中で一番変わった形をしていたパーツがスーパーロックV型「SRV」で、これやな!ってなり、ネタに使おうとなりました。


Q:【家具の説明書】ネタで弊社製品の「SRV」とU字ボルトの組み合わせがポイントで、「使い方がわからん!」ってツッコんでいましたが、どこに一番ツッコミを入れましたか?

どのネタでもそうなのですが、 【家具の説明書】ネタでは特に、リアルではない絶妙なリアリティを狙ってネタを作っています
U字ボルトと「SRV」をくっつけることもないと思いますが、全くくっつかないパーツの組み合わせだったら、お客様も冷めちゃうのかなって思うので、リアリティのありそうなパーツの組み合わせにしました。
リアルではない絶妙なリアリティを狙ってネタを作っています。-因幡電工(INABA DENKO)
ネタができて2024年11月の単独ライブで初めて披露したんですけど、その時には「【家具の説明書】ネタをR-1グランプリでやろう!」っていうのは思ってました。
でも最初、ネタが約8分もあり、R-1のネタ時間は4分なんですけど、もう毎日このネタばっかり、ずっと説明書番号のP(=SRV)と向き合って、毎日P(=SRV)を見ながら、どうやったら面白くなるか、必要最小限のセリフにするために試行錯誤しました。
初披露の11月からR-1グランプリ2025の決勝前の約半年間、P(=SRV)と向き合いながら完成させました!


2.当社製品がぞくぞくとネタに出現!製品が精密に描かれた方法とは

Q:【家具の説明書】ネタで「SRV」以外にも当社製品があることをご存じですか?

ちょっと待って!ホームセンターでかき集めた中に、めちゃくちゃ持ってます!これ、これも持ってるわ!!
凄い!説明書番号のA'(=スリムコーナー「SKF」)と、D'(=ウォールコーナー「SW」)、Q(=ウォールキャップ穴ぶた「WM」)や!マジで凄い!ここの辺りの製品の形が面白すぎて知らないうちに、凄い!因幡さんの製品をネタに使ってました!
【家具の説明書】ネタで「SRV」以外にも当社製品があることをご存じですか?-因幡電工(INABA DENKO)
ネタではP(=SRV)が出てきて、男の子と女の子が「これ、どこの部品か分かる?」って言って、(1)分かるかな、(2)分かった分かった、(3)貸して貸して、(4)やっぱ分かってないわという「何の時間やねん!」っていうくだりをやってます。

後半に「説明書の広告いらん!!」っていうくだりがあるんですけど、この広告内でもP(=SRV)を持ってるんですよ。この広告に小さく、「今解き明かされるパーツの謎」って書いていて、この漫画の中でP(=SRV)が何か分かるよっていう伏線を張っていたんです。なので、ネタの中ではかなりP(=SRV)が核になってますし、出現率も高くなっていました。ぜひご覧の皆様も、YouTubeで細かい所も見直してみてください。


Q:「SRV」は複雑な形状をしていますが、精密に描写されていましたが、どのように描写したのでしょうか?

写真撮って、写真をトレースしていくような感じで、地道に一個一個を全部書いていく感じですね。
普段からイラストを描いたりしていますので、もう特技というか趣味的な感じなので、「SRV」を描いてる時はひとつずつパーツが揃っていく感じで、めっちゃ楽しかったですね!

子どもの頃は漫画家なりたかったんですよ。ずっと絵を描いていたので、絵は得意で好きなんです。
でも、中学2年生の時にお笑い芸人になりたいって思ってから、目指すところが変わりました。


Q:中学2年生で漫画家からお笑い芸人になりたいと思われたきっかけは?

実はM-1グランプリで、ノンスタイルさんが優勝した瞬間にめっちゃ泣いてたんですね。それを見て、「人笑わせる仕事なのに泣いてる」っていうのが、私にはとてもかっこ良く見えて、翌日の朝、母に「俺、お笑い芸人なりたいかも!」と言ったのが始まりです。

お笑い芸人になってから仕事を一緒にさせてもらいました。「憧れの芸人さんです!ノンスタイルさんを見て芸人を始めたんです。」ってノンスタイルの井上さんに伝えたら、井上さんが「いや、そんなやつ珍しいな!」って言われて喜んでもらえたのを覚えています。
中学2年生で漫画家からお笑い芸人になりたいと思われたきっかけは?-因幡電工(INABA DENKO)


3.どのネタも始まりは「数文字のメモ」から。 これは受けないは、すぐにわかってしまう・・・

Q:ネタは普段どのような瞬間に浮かぶのでしょうか?

私は、スマホにメモを取ってネタ帳みたいに使っています。「ネタの種」っていうのがあるんで、ひたすらタイトルの数文字・キーワードだけを、ここに思いつく限り何パターンも書き込んでいます!
めちゃくちゃ書き込んでいるので、スマホをなくしたら、多分一番困ると思います。
ひたすらタイトルの数文字・キーワードだけを、ここに思いつく限り何パターンも書き込んでいます-因幡電工(INABA DENKO)

ここに家具の説明書って書いてあるんです。僕はいつも数文字からネタにつながっているんです。
ネタを考えても思いつかないってことは、よくあって、題材が面白そうなのにネタが生まれないとかって、めっちゃあるんで毎日毎日ギリッギリですね。


Q:ネタができた時に「これはウケる!」と感じることはありますか?

これウケないなっていうのは、経験からめっちゃ分かりますし、僕は【賞レース】が凄い好きなんですけど、このネタで多分勝てるだろうなと感じる時があります。
結構僕は分析するタイプなので、いろいろな賞レースを見て傾向とかを見つけて、その賞レースを狙って勝ちに行くタイプです。だから天才のお笑い芸人さんに挑むには、どう頑張ればいいかを考えます。
そのために人一倍ネタを作り込まないといけないですし、人一倍お金もかけて、いろいろな小道具を揃えて差別化していかないといけないです。
ネタができた時に「これはウケる!」と感じることはありますか?-因幡電工(INABA DENKO)


Q:舞台、テレビ、SNS(特に写真が映えるInstagram)では、ネタの見せ方が違うと思いますが、どのように使い分けていますか?

そうですね。見せ方や発信の仕方は違うと思っています。フリップで使った絵をSNSに載せたりしますが、SNSは冷静に見られるので、少し難しい言葉を使っても伝わると思っています。時間かけて分かってもらうというか、ジワジワ来るのがSNSという感覚があります。

逆に舞台は「生ならではの圧で笑ってもらう!」と思っていて、説明するような文字もないですし、瞬間的に理解してもらわないといけないので、舞台上はめっちゃくちゃパフォーマンスを意識しています。声の張り方だったり発する言葉も文字数が少ない方が絶対いいですね。

一言目の突っ込みは簡単にして、二言目は補足のツッコミで難しいことを言うのが舞台ですけど、SNSはこの二言目の難しいことからでもいい。聞いてる人の心に直接響くことをするのが舞台で、頭で考えてもらい緩やかにジワジワ笑ってもらうのがSNSという違いと思っています。


4.「ネタの教科書になりたい」という未来につなげる芸人像

Q:5年後に「これを叶えていたい」という夢や目標はありますか?

よく聞かれますが、僕は今のことしか精一杯できないタイプなので、将来は全く考えてないんです。
ただ5年後というよりは、めちゃくちゃ大きい目標ですけど「ネタの教科書になるような人間になりたい」と思っています。
僕らのようなピン芸人で、映像を使ったネタとなると一人目に出てくるのは陣内智則さんになります。陣内さんみたいにウケないといけない。でも同じことをしたら、陣内さんの二番手と言われたりするので、違うやり方を考えないといけない。今回の【家具の説明書】ネタは陣内さんに似ているので、違う方法として実際にパーツを置いて、リアルタイムで映像と舞台を連動させて差別化しました。
これは陣内さんがいたからこそできたネタで、陣内さんがいなかったらこのネタはできてないです。そのような感じで、僕みたいなネタを作りたいっていう新しい芸人が出てきて、どんどん未来に繋がっていくような基準となるお笑い芸人になりたいと思っています。2030年までには、歴史に残るようなネタを作りたいです!
ネタの教科書になるような人間になりたい-因幡電工(INABA DENKO)


田津原さんのお話を聞いていく中で、お笑い芸人と製造業という業種は違いますが、お客様に喜んでいただくにはどうするか、よりいいモノを作り上げるにはどうするかを考えている部分に共感しました。
2030年までに、業界が驚くような因幡電工の製品を生み出したいと思います。


【R-1グランプリ2025のネタ【家具の説明書】で使用された弊社製品のスーパーロックV型 「SRV」について聞く!|INABA note vol.26】

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